三菱樹脂(吉田宏社長、本社:東京都中央区)は4月2日、農業資材事業グループ会社を本年7月に再編すると発表した。農業資材事業を取り巻く環境は、需要の低迷が続き日々厳しさを増しており、生き残りをかけ動いた。
再編は子会社のMKVプラテック(本社:東京)、丸井加工(同:茨城県つくばみらい市)およびアグリドリーム(同:東京)の3社間で行われ農ビ、農PO(注)、農ポリの全てを製造・販売するわが国唯一の総合メーカーが誕生する。
再編により期待されるシナジー効果は、営業拠点集約および重複営業回避による営業活動の効率化、事業基盤の強化と積極的な新商品展開、物流および管理業務の削減によるコスト削減効果、などが挙げられる。
7月1日に発足させる再編新会社は三菱樹脂ビルにおかれ、社長にMKVプラテックの荻原勝年氏が決定したが、社名は未定。社員約200名体制のもとに初年度売上高約160億円、数年後売上高約200億円を目指していく。
(注)農PO 農業用ポリオレフィン系フィルム