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【サカタのタネ】
「きれいだな」と思った瞬間がシャッターチャンス

 (株)サカタのタネが友の会会員向けに発刊している『園芸通信』5月号では、『わたしの園芸広場 読者のお便りコーナー』を特別企画した。「すてきな写真を撮るコツ」は、「きれいだな」と思った瞬間にありそう。

 読者からの四季折々の手紙と写真に大感激している同社『園芸通信』の編集スタッフ。今回は、読者からの投稿をもとに「どうしたら、いい写真が撮れるのか」を写真家の横田秀樹さんのアドバイスのもとにまとめた。
 プロが教える写真撮影の基本をまとめると、まず撮影する時間を選ぶことが挙げられる。光がやさしい薄曇りの時が最適だが、植物が元気な気温が上がる前の朝、光が斜めからさす夕方もドラマチックだという。
 また、カメラの持ち方・構え方だが、「両手で持って軽くわきをしめ、カメラが揺れないように左手でカメラ全体を支え」、そして、シャッターを静かに押すことを指摘する。出来そうで、なかなか出来ないのがこの基本。
 さらに、一眼レフやデジタルカメラはAF(オートフォーカス)機能を使い、「ピントを合わせること」からはじめることが大切だという。フラッシュは、できるだけ使わない方が自然な写真が撮れるとも。
 横田さんは、「花や野菜の状態が一番よい時に撮れるのは、身近で世話をしている人の特権です。プロでもなかなかベストなタイミングでは撮影できない」とし、「花や植物を見て“きれいだな”と思った瞬間を撮影することが一番だ」と総評している。

(2009.05.07)