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【微防協】
環境保全型農業への取組「96%が重要」

3月シンポのアンケート調査結果から

 日本微生物防除剤協議会(堤憲太郎代表幹事、以下「微防協」)はこのほど、3月開催の『第2回環境保全型農業シンポジウム』におけるアンケート調査結果をまとめた。
 環境保全型農業への取組は「96%が重要」など、同協議会活動の追い風となる調査結果となった。

 同シンポは、より人と環境にやさしく、かつ食の安全・安心に貢献する微生物防除剤のいっそうの理解と全国的な普及を目指したもの。アンケートは、昨年実施と比較するため同じ内容とした。回答率は62%(参加者401名)。
 先ず「環境保全型農業への取組は重要ですか?」に対して、「96%が重要」と回答。「普通」は4%と微少で、環境保全型農業の重要性が生産者および消費者に明確に浸透していることを裏付けた(グラフ1)
 また「環境保全型農業に取組んでいますか?」に対しては、75%が「取組んでいる」と回答し、今後取組みたいの22%を加えると、97%が同農業に注目していることになる。
 いっぽう「環境保全型農業に取組うえでの障害は何ですか?」に対しては「コストがかかる」42%、「手間がかかる」31%、「やり方が分からない」15%、「農産物が高く売れない」12%、などが挙げられた。これは生産者の率直な意見と思われる。
 さらに「微生物防除剤を知っていますか?」に対しては「詳しく知っている」22%、「知っている」75%と、97%が「知っている」と回答をした(グラフ2)
 今後の微生物農薬の産学官一体となった、地域に根ざした普及展開が望まれる。

(2009.05.08)