タック化成(株)、タック(株)、タック加工(株)の3社からなるタック化成グループ(愛媛県四国中央市)は、OAラベル、荷札など日常生活に密着した粘着・加工製品のメーカーだ。特に配送伝票では圧倒的な全国シェアをもつ。
同グループは平成21年1月26日に民事再生手続きを申請しており、再生スポンサーとして王子製紙(篠田和久社長,東京都中央区)が全事業を譲受することが決まった。同社はタックグループが持つ技術・設備・人材を活用し、粘着・加工製品事業の拡大と製品競争力の強化を目指す。
譲受するのは、同グループのたな卸し資産、土地・建物・機械設備などの固定資産、当該事業の知的財産など。王子製紙は5月中頃に、譲受会社として新たに「新タック化成株式会社」を設立し、同グループは新会社に全事業を譲渡する。
譲受は7月31日を予定している。