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【日本ミルクコミュニティ】
平成21年3月期業績(速報)

 平成20年度は、世界的な飼料価格の高騰により、酪農経営が深刻化したことを受け、...

 平成20年度は、世界的な飼料価格の高騰により、酪農経営が深刻化したことを受け、飲用乳価は20年4月より3円/kg、21年3月より10円/kgと、同一年度内に二度にわたり値上げされた。また資材・原料価格や燃料費、物流費高騰の直撃を受けたほか、下期は日本経済の急激な悪化に伴う個人消費の冷え込みの影響を受けた。
 こうした厳しい経営環境のなか、中期三カ年計画の最終年度として、1.原料・資材、燃料費の高騰に対応し、価格改定等の吸収策を講じる。2.ローコストオペレーションの徹底・継続。3.メグミルク牛乳、野菜系飲料、発酵乳、デザートなど重点カテゴリーのシェア拡大に取り組んできた。
 この結果、平成20年度売上高は前年を上回ったものの、利益は前年を下回る結果となった。
 当期実績は白物飲料829億9600万円、色物飲料他は1368億7300万円で、合計2198億6900万円(前期比100.2%)となった。利益面では営業利益13億1000万円、経常利益14億4300万円、当期純利益は18億9500万円(前期比94.2%)だった。

(2009.05.14)