ひまわりは、英語ではお馴染みの「サンフラワー」、フランス語では「ソレイユ」、さらに、学名では「ヘリアンサス」と呼ばれているが、これらはすべて「太陽のはな」を意味している。
国や所が変わっても、ひまわりに対するイメージは普遍であることがうかがえる。
『サンリッチひまわり』は、「太陽に満ちあふれた」に由来しており、同シリーズが国内外で占める割合は8割を超え、ヨーロッパの切り花需要を支えるオランダの花き市場でも、ひまわり全体の取扱量の9割以上を占めている。
「最初は切花品種を作出しようとはまったく考えていなかった」と語るのは、『サンリッチ』の生みの親である羽毛田智明さん。「花形と草姿のよい高性種、それに無花粉の特性を兼ね備えた品種ができればおもしろい」と考え『サンリッチひまわり』の育種を始めたという。