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【アミタ】
森林酪農が関東で始動 7月に那須で牧場オープン

 乳牛を森林で24時間自然放牧して牛乳を生産する「森林ノ牧場・那須」を7月25日オープンするとアミタ(東京・千代田区、熊野英介社長)が6月10日発表した。

agur101s0906160101.jpg 同社は07年末に京都府丹後市に日本で初の森林酪農を行う「森林ノ牧場・丹後」を開設し、健康的な牛から搾った「森林ノ牛乳」と、さらに「森林ノアイス」を製造して関西で好評だという。
 今度は関東へ展開。昨年末に栃木県那須町豊原の森林でジャージー牛の放牧を開始。一方で間伐などの森林整備もした。オープンと同時に牛乳とアイスに加え、ソフトクリーム販売も始める。
 那須には放牧エリア、牛乳製造の工房、搾乳の牛舎、客がくつろぐカフェ、その他、森林浴と共に子牛とふれ合えるエリア、キャンプ場などを設置予定。オープニングイベントもにぎやかに企画中。
 「森林酪農」とは荒れ果てた森林で放牧をする林業と酪農を組み合わせた新しい事業モデルのこと。放牧で牛が下草を食べ、倒木などをひずめでならして地面を整える。
【写真:「森林ノ牧場 那須」の放牧風景】

(2009.06.16)