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【ダウ・アグロサイエンス】
フィスター・ハイブリッドを買収  ダウ・アグロサイエンス

米国での種子事業をいっそう強化

 ダウ・アグロサイエンス(本社:米国インディアナ州、以下「ダウ」)は7月14日、イリノイ州を本拠地とするトウモロコシ事業会社フィスター・ハイブリッド社を買収すると発表した。ダウの種子分野の買収は、2桁に達する。

 ダウは現在、2010年を目途に「SmartStax」(スマートスタックス・注)を、12年を目途にトウモロコシ用除草剤耐性技術を、それぞれ開発している。
 今回のフィスター・ハイブリッド社の買収により、同社の米国での種子事業がいっそう強化されるものと期待されている。買収額は、明らかにされていない。
 フィスター社は、中西部でもっとも伝統あるトウモロコシ企業の1つであり、米国で種子事業のパイオニアとされるレスター・フィスター氏によって70年以上も前に創立されている。
 ダウは、今回の買収により「フィスター」ブランドおよび営業・マーケティング部門、倉庫保管業務、事業管理サービス部門を取得し、独自に「フィスターシーズ」ブランドとして種子の販売を行うことになる。
 買収の周辺をダウのスタン・ハウェル北米営業担当副社長は、「伝統ある歴史を受け継ぐことができ、大変光栄に思う」と述べている。
 (注)8種類の除草剤耐性および害虫抵抗性防虫遺伝子を組み込んだトウモロコシ交配技術。

(2009.07.17)