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【ヰセキ】
FOOD ACTION NIPPON応援隊 「トラクターで東北一周」出発式典を開催  ヰセキ

 井関農機(株)は、9月2日、系列の(株)ヰセキ東北福島支社・白河営業所で「FOOD ACTION NIPPON ふぁーむ愛らんどin東北『トラクターで東北一周』」の出発式を開催した。この催しは、食料自給率向上を目指す「FOOD ACTION NIPPON」の趣旨を周知し、地元農産物をはじめ国産農産物の消費拡大を図り、生産農家を応援していくという狙いもある。

挨拶する蒲生社長 出発式の冒頭、同社の蒲生誠一郎社長は「今回は、ヰセキ東北が中心となり、『日本の食料基地:東北』から、全国に向けて食料自給率向上の運動を発信すべく、『FOOD ACTION NIPPON 応援隊』としてトラクターで東北6県を一周することになった」と開催の趣旨を語った。
白河営業所をスタート また「この取り組みは、食料自給率を上げ、生産者を応援していくもので、意義あるものと思っている。トラクターで東北を一周する10日までの長丁場であり、交通安全に留意して行ってもらいたい」と(株)ヰセキ東北関係者にエールを送った。
 来賓挨拶で、全農福島県本部生産資材部の大河内猛雄部長は「政権交代が見込まれ、FTA交渉など不安な面もあるが、私どもは、安全な国産食料を供給する責務があり、日本の農産物を消費者に広くPRすることは、大切なことと考えている」と述べた。
道の駅「安達」で (株)ヰセキ東北・菊池昭夫社長の開会宣言に続き、全行程1100kmを走破する井関農機製造の最大馬力型式トラクター「TJW117」が披露された。37名のドライバーが、駅伝形式でタスキをリレーしながら大型トラクターを運転するが、一般車道走行となるため、道中の交通安全を祈願して、神事も執り行われた。
 白河は昔から、みちのくの関門として知られているが、東北を一周する催しの出発地点としては、適地。午前9時30分にヰセキ東北・白河営業所を出発したトラクターは、途中の鳥見山公園で、ドライバーのタスキがリレーされ、昼過ぎには、最初の道の駅「安達」に到着した。
 道の駅の来場者には、農水省作成のパンフレット「いちばん『身近なたべもの』の話」などPRチラシが配られた。またヰセキのキャンペーンクイズに参加したり、大型トラクターの前で記念撮影をする人も多く見られた。食料自給率向上は、国家的な課題である。「FOOD ACTION NIPPON」の趣旨を広く知ってもらうには、これから多様な取り組みが求められている。
 

(写真」)
上:挨拶する蒲生社長
中:白河営業所をスタート
下:道の駅「安達」で

(2009.09.08)