高付加価値化を実現するアグリビジネス市場として、植物工場などに使う「養液栽培プラント」、生産・流通やほ場の管理など使う「栽培装置・資材・システム」、天敵や微生物などの「環境保全型アグリ資材」など。
上記3市場の合計は557億円で、2008年度比+1.3%となった。
なかでももっとも伸びたのは養液栽培プラントで、同比+9.3%の59億円だった。同市場は国が植物工場の設置を補助しており、今後も企業の参入が増えると見込まれるため、15年度には90億円市場になると予測している。
ほかに大きく伸びると予測されるものとして、植物工場に使われる植物育成用光源が15年度には9億5200万円(08年度比+50%)、昆虫やダニなど害虫を退治するために散布される天敵が同7億4000万円(同比+30%)と予測している。