(写真)農業法人の全国展開に向けて
長野県中野市に設立した新会社「住化ファーム長野」の資本金は9600万円で、住友化学30%、日本エコアグロ70%の出資比率。社長には、住友化学アグロ事業部の貫和之部長が就任(兼務)した。
イチゴの栽培面積は1haで、耕作放棄地所有者からの賃借の形をとった。栽培システムは、隔離土耕。
新会社は、住友化学グループの農薬、肥料、潅水チューブ、農業用ポリオレフィンなどの豊富な農業関連製品を用いて、高品質のイチゴを栽培していく。生産されたイチゴの一部は「日本エコアグロ」を通じての販売。
◆農業分野への攻勢強める住化
独自開発の「農業支援システム」の提供をはじめ、ニーズが高まりつつあるIPM(総合的病害虫管理)、ICM(総合的作物管理)の観点もふまえながら、安全安心で効率的な農業生産を総合的に支援する「トータル・ソリューション・プロバイダー」ビジネスを展開している。
今後は、自社グループの農業関連製品および農産物供給者としてのブランド構築をはかるとともに、自ら修得する栽培技術や農業経営のノウハウも生かしながら、農業法人の全国展開で地域農業の活性化貢献を加速させていくという。
(写真)健康によい「いちご」ファンは多い
〈新会社の概要〉
◇社名:株式会社住化ファーム長野◇所在地:長野県中野市◇資本金:9600万円◇出資比率:住友化学30%・日本エコアグロ70%◇社長:貫和之(住友化学アグロ事業部長)◇栽培面積:1ha(耕作放棄地を所有者から賃借)◇栽培作物:イチゴ◇栽培システム:隔離土耕