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【クミアイ化学工業】
環境保全型農薬の開発を加速  クミアイ化学工業

「微粒剤F」3剤を11年に上市

 クミアイ化学工業は10月16日、環境保全型農薬の開発について記者会見を行った。

祝辞を述べるJA全農の上園次長(左)

(写真)祝辞を述べるJA全農の上園次長(左)

 望月信彦社長は「使いやすく、環境負荷の少ない製品をコンセプトに新製品開発を進めている」とあいさつ。JA全農肥料農薬部の上園孝雄次長は「環境保全型農薬の開発は、これまでの農薬に対するイメージをがらりと変える可能性がある」と、祝辞を述べた。
 同社はこれまで微生物農薬の「エコシリーズ」、化学農薬と微生物農薬を組み合わせたハイブリッド農薬の「クリーンシリーズ」、ドリフト(飛散)が少なく散布が容易な水稲用農薬の「豆つぶ剤」などを開発してきたが、新たな環境保全型農薬として飛散の少ない水稲病害虫本田防除用「微粒剤F」3剤の農薬登録を取得した。
 登録された「サジェスト微粒剤F」、「ビームスタークル微粒剤F」、「ビームアプロードスタークル微粒剤F」の3剤は、11年の上市をめざす。

 

(2009.10.19)