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【JR東海】
JR東海の農業参入進む 最新鋭ハウス建設

 駅売店や飲食店など「食」を扱う事業を幅広く手がけているJR東海グループは、安全安心な食材の確保をするため農業事業への参入を拡大している。

JR東海グループが建設した栽培ハウス内部(トマト棟) ジェイアール東海商事はレタスとトマトの栽培施設を愛知県常滑市に建設していたがこのほど完成した。
 3棟のハウスからなり、2棟でレタス、また1棟でトマトとミニトマトを作る。合計面積は約4700平方m。
 病害虫の侵入を防ぐため出入口を1カ所に限定。エアシャワーやエアカーテンなどを設け、化学合成農薬を使わないで栽培する。
 パッド&ファン冷房システムや大型ヒートポンプなどの最新設備も導入し、通年で収穫する。
 同商事が提供する常滑農場の野菜などは「のぞみ畑」というブランドで販売していく予定。また駅売店や列車内で販売するサンドイッチや、駅構内店舗などで販売するサラダに使うことも検討中。
         ◇
 一方、飛騨森林都市企画(株)が岐阜県高山市の農場で作っていたトウモロコシが初収穫を迎え、9月上旬から約6500本を出荷した。
 当初計画の5000本を上回る完売となったので来年以降も同じ品種のタカネコーンを栽培する予定。


(写真)
JR東海グループが建設した栽培ハウス内部(トマト棟)

(2009.10.27)