特別計上項目および操業停止を除くと、アドバンスト・マテリアルズ事業部および機能製品・システム事業による四半期連続の価格是正と販売数量の増加に加え、コスト削減や買収による相乗効果で1株0.24ドルの利益を果たした。
第2四半期比売上高は、価格是正が6億ドルを上回る購入原材料およびエネルギーコストの増加を十二分に相殺した結果、6%増となった。季節変動型事業のダウ・アグロサイエンスを除くと、販売数量は前四半期比で3%の増加。
売上高は23%の価格下落および9%の販売量減により、前年同期試算売上高比で32%の減少だった。
また、当期コストの削減は3億8000万ドル、通期のそれは10億ドル超を達成し、構造コストの削減目標をはるかに上回るものとなった。
6カ月前に開始したローム・アンド・ハース統合による12カ月間のコスト削減目標の110%以上を、この時点で達成している。
さらに、当期持分利益は前四半期比で1億200万ドル増加し、84%増の2億2400万ドルだった。主にダウ・コーニングとイクウェート社の改善による。
トピックスとして、Total Raffinaderij Nederland N.V.(TRN)とオプティマル社の持株売却が当期に完了し、ローム・アンド・ハース買収に関連するつなぎ融資の支払いに当てている。