9月累計で数量は20万7000t(前年比1万1700t減、94.6%)とかなり減少したが、金額は3400億円(同76億6000万円増、102.3%)とほぼ前年並みだった。
使用分野別では、数量で水稲(同93.9%)、果樹(同87.5%)でかなり、野菜・畑作、その他でやや減少した。金額では野菜・畑作(同103.5%)でやや増加したが、水稲、果樹、その他の分野はほぼ前年並みと落ち着いた。
種類別では、数量で殺虫剤(同94.1%)混合剤(同91.1%)でかなり、殺菌剤、除草剤でやや減少した。金額では、除草剤(104.9%)でやや増加したが、殺虫剤、殺菌剤、混合剤はほぼ前年並みとなった。
植調剤は数量・金額ともほぼ前年並み。
天候不順、病害虫の少発生、資材価格の値上げ、引き続く農産物価格の低迷などの影響を受けた。
同会では新年度も「農薬ゼミ」などで消費者との対話を重視し、農薬の必要性と高い安全性を訴えていく方針だ。ゼミは過去5年間で本部6回、支部16回で開き、のべ4000人以上が参加している。