アグリビジネス

アグリビジネス

一覧に戻る

【農研機構】
能率4倍アップのキャベツ収穫機を開発  農研機構

 農研機構はキャベツを高能率に収穫できる収穫機をマメトラ農機と共同で開発したと12月1日、発表した。

開発された収穫機による刈り取り風景 近年需要が高まっている加工・業務用キャベツだが、従来の収穫作業では時間がかかり高齢化や労力不足などから大規模畑作地帯での栽培が難しかった。
 今回開発されたのは1行程で2条同時に収穫できる刈取り部を持つ収穫機。大玉キャベツを約0.27m/sの作業速度で収穫し、慣行の約4倍の高能率だ。
 収穫機は今年度、北海道のJA鹿追町で試験を行い、全体の86%のキャベツが損傷なく収穫できたといい、平成23年の実用化をめざしている。

2条同時に収穫できる刈取り部(写真)
上:開発された収穫機による刈り取り風景
下:2条同時に収穫できる刈取り部

(2009.12.03)