近年需要が高まっている加工・業務用キャベツだが、従来の収穫作業では時間がかかり高齢化や労力不足などから大規模畑作地帯での栽培が難しかった。
今回開発されたのは1行程で2条同時に収穫できる刈取り部を持つ収穫機。大玉キャベツを約0.27m/sの作業速度で収穫し、慣行の約4倍の高能率だ。
収穫機は今年度、北海道のJA鹿追町で試験を行い、全体の86%のキャベツが損傷なく収穫できたといい、平成23年の実用化をめざしている。
(写真)
上:開発された収穫機による刈り取り風景
下:2条同時に収穫できる刈取り部