ツアーには近隣の農家、JA関係者、主婦、学生など50人以上が参加した。GMOの説明と、実際に遺伝子組み換え技術で作られたトウモロコシの試食を行ったところ、食べる前と後では安全・安心だと感じた人が3割以上増え、不安だと感じた人が3割近く減った。GMOに対して抵抗感を持っている人が多いが、説明や試食をすると意識が変わる人も多くいた。
全体で9割以上の人が試食。食べた理由は「興味がある」「珍しい」「少量なら人体に影響ないと思った」など。説明会と試食全体の感想では「おいしかった」「安全性が確保されていると思った」などおおむね好評だった。
農業に有用なGMO利用については7割以上の人が「賛成」と回答。花粉症緩和作物の開発など消費者にメリットのあるGMOについては、8割が「賛成」だった。