「トマトリーナ」は大量の苗を高密度で定植し第1果房だけを収穫する1段密植養液栽培に、[1]上葉を持ち上げて果実と下葉に太陽光が届くような整葉法と、[2]人工光閉鎖型の生産装置で無病苗を計画的に大量栽培できる同社の育苗システム「苗テラス」を組み合わせた新しい栽培システムだ。
同システムにより1株あたりLサイズの大玉トマト4?5個が収穫でき、通常栽培よりも4倍の密植で年に4作が可能。現在の国内トマト生産量は10aあたり20t程度だが、同システムでは10aあたり30tの多収穫を実現できる。またビニールハウスでの栽培も可能で高度な技術がいらないため誰でも栽培しやすいという利点がある。
10月から試験栽培を行っており、2010年度には試験販売面積1haを目標にしている。