山本製作所は1918年に創業したポストハーベスト機器の専門メーカー。穀物乾燥機、精米機やライスセンターの開発販売を主業としている。サタケは1896年創業の穀類調製加工機器の最大手総合メーカーで、山本製作所と同様に、精米機、色彩選別機などの収穫後機器の販売や、共同乾燥施設などのプラント開発などを主業としている。
両社は社歴や事業領域に共通した点があることから、かねてより相互発展のための提携を協議してきたが、(1)技術融合で効率的な新製品の開発・生産を促進(2)重複した販売領域での物流・販売・アフターサービスなどの効率化、などで協力できると合意にいたった。
具体的提携業務は▽生産・調達▽販売・広告宣伝▽技術開発・製品開発▽物流・アフターサービスの4項目。
現段階では、山本製作所がサタケから光選別機「ピカ選」など各種選別機を、サタケは山本製作所から汎用乾燥機や農産物保冷庫などを相互に取り扱うこととしている。