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【シナジーテック】
LED利用で水耕栽培  シナジーテック

発光熱抑え効率高める

 照明器具の設計製造、ソフトウェア開発、電気工事のシナジーテック(大栗克俊社長、徳島県阿南市・注)は、LED(発光ダイオード)照明を利用した水耕栽培の実証プラントを開発した。

 農産物(植物)に補充する水を循環させて、LEDが発する熱を抑えることで、発光効率を増幅させるところに大きな特長がある。植物の生育に適合する波長の分析などを行い、施設栽培に新たな道を拓く。
 システムとして、照明器具にはパイプが内蔵され、ポンプで汲み上げたケースの水をパイプに環流させ、LEDから発する熱を冷却させる。
 人工光を利用した水耕栽培は、1万ルクスの照明が必要とされているが、この実証プラントでは倍の2万ルクスに到達する。ミツバ、コスレタスなどを育てている。
 (注)昭和63年の設立。資本金1100万円。企業の存在価値を高め、社会に持続的に貢献できる企業を目指している。

(2009.12.18)