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【住友化学】
豪州ニューファーム社と包括提携  住友化学

 住友化学は去年の12月29日、豪州の農薬企業ニューファーム社(ダグ・ラスボーンCEO、オーストラリア・メルボルン)との間で、資本提携に向けた協議に入ると発表した。

 発行済み株式20%の取得と、農薬事業での共同研究開発や販売面などの包括的事業提携を行う方向で、今後具体的な協議に入ることに合意し覚書を締結した。
 両社は最終的に2010年1月22日の住友化学取締役会と3月上旬のニューファーム社株主総会での承認を経て、包括的な業務資本提携関係を構築したいとしている。
 住友化学は、農薬事業をライフサイエンス分野におけるコア事業のひとつと位置づけ、関連事業を順次拡大してきた。同社は今回の資本提携で、主要な農業生産国である米国、EU諸国、中南米、アジアでの農薬需要の増加に対応しさらなる事業拡充・強化につながると期待している(参考:グラフ)。

(注)ニューファーム社 1957年設立。09年7月期の売上高約2142億円。従業員数3155人。グリホセートを中心に除草剤が約80%を占める。

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(2010.01.05)