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【三菱化学】
野菜栽培に必要なすべての機能を完備 コンテナ野菜工場発売  三菱化学

 三菱化学は1月12日、野菜工場のシステムを40フィートコンテナにパッケージ化した「コンテナ野菜工場」を開発し、国内外への発売を開始すると発表した。

                コンテナ外部コンテナ内部

    (写真)コンテナ外部(左)・コンテナ内部(右)

 コンテナ野菜工場は断熱仕様のコンテナ内に、空調設備、水を循環濾過して再利用する水処理設備、光合成の光源となる照明設備など、野菜栽培に必要な各種設備を完備したもの。
 1日当たり50株程度、レタスや小松菜などの葉物野菜を簡単に収穫できる。
 太陽電池とリチウムイオン二次電池のシステムも備え付けられるため、商用電源とのハイブリッド稼動による省エネルギーも可能とした。将来的には太陽光発電のみによる稼動も視野に入れている。
 すでに「コンテナ野菜工場」の第1号機は、4月に中東カタールへの販売が決まっている。
 同社では「顧客ニーズと設置場所などの諸条件を踏まえた仕様のカスタマイズを実施しながら、コンテナ野菜工場を広く国内外に展開したい」(広報・IR室)としている。

(2010.01.19)