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【世界らん展日本大賞実行委員会】
日本大賞10は小田原の永井清さんが受賞  世界らん展

高円宮妃久子殿下による特別展示も

 東京ドームを埋め尽くす3000種10万株を超える、蘭が繰り広げる美の競演「世界らん展日本大賞10」が、13日から始まっている。開催20回目の今回のテーマは「蘭、こころのおもてなし。〜感謝の気持ちを蘭に込めて〜」。

20回めを迎えた世界らん展 栄えある日本大賞に輝いたのは、小田原市在住の永井清さん。受賞花名は、「デンドロビューム フィンブリアタム,オクラタム‘ロングウエル'」。インド、タイ、中国南部に幅広く分布する着生蘭。
 株の高さが約125cm、80を超える花房に、2000輪近い花をバランス良く咲かせ、栽培賞をも受賞した大作。「濃黄色の花弁に、黒褐色の唇弁のアクセントが美しく花形、花の大きさも優れた個体」が高い評価を受けた。
 また、今回は、「地球を考える空間」をテーマに、高円宮妃久子殿下による特別展示も行われている。
日本大賞受賞のデンドロビューム 人工物を極力避けた天然素材を使用し、漆調のテーブルの中心に水盤を配し、周囲や背景には蘭の花や沖縄のサンゴ砂、「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」で著名なドキュメンタリー映画監督・龍村仁さん所有の映画フェルムなどをアレンジした作品となっている。
 2月21日までの9日間の開催。

 


 
(写真)
上:20回めを迎えた世界らん展
下:日本大賞受賞のデンドロビューム

(2010.02.16)