会場には期間中、地元茨城県をはじめ、栃木、埼玉、千葉、神奈川の各県から、約1万3000人の生産農家が来場した。
同社スタッフは、春先の寒風が吹く中、若い血潮に象徴される情熱を持って特設コーナー、各パビリオンや会場に展示された800台の高性能・最新鋭機種の説明をした。
来場者も春作業を前に展示機器の説明を熱心に聞きいり、購入を検討する姿がみられた。
同フェアは「夢ある農業応援団!ISEKI」をスローガンに昭和を象徴する歴史的な赤煉瓦の建造物が残る会場で行い、創業85周年を記念するさまざまなイベントや体験コーナー、多彩なパビリオン方式の展示などを展開した。
野菜セミナーや地産地消コーナー、トラクタ・田植機・話題のカセット式電動管理機「エレ菜」の実演コーナーも人気を集めた。パビリオン方式の展示では、「懐かしの館」で民俗学的にも貴重な民具を始め、機械化初期の農機などを展示した。
そのほか、「トラクタ・作業機の館」、「移植・収穫の館」、「プラントの館」、「新技術情報館」、「サラダドリーム館」、「アウトレット館」「整備の館」、「低コスト農業応援館」などで、多彩な展示説明が繰り広げられた。
ヰセキが提唱し、稲作コスト低減の決め手として注目されている「37株疎植栽培」の講習会や、メンテナンスミニ講座なども人気だった。
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上:田植機の試乗体験も
下:800台の農機が展示された