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【アグロ カネショウ】
営業利益が10億7900万円に  アグロ カネショウ

新規線虫防除剤「ネマキック粒剤」上市へ

 アグロ カネショウは2月12日、「平成21年12月期の連結業績」を明らかにした。
 売上高は125億5600万円(前連結会計年度比10億3500万円減、7.6%減)となったが、営業利益10億7900万円(同3億8500万円増、55.4%増)、経常利益10億2100万円(同3億6900万円増、56.7%増)、当期純利益5億9300万円(同7億100万円増)となっている。

農薬の必要性を語る櫛引社長 害虫防除剤、ダニ剤は「アルバリン剤」、「ファイブスター顆粒水和剤」および「カネマイトフロアブル」など、害虫・ダニの少発生などから軒並み苦戦を強いられた。
 いっぽう、病害防除剤は、主力の土壌処理剤「バスアミド微粒剤」、「D-D」が順調に推移した。また、「兼商ストライド顆粒水和剤」、「ダイマジン水和剤」が果樹・野菜分野で微増傾向だった。
 除草剤などでは、果樹、野菜分野で新規剤「ターム水溶剤」、「ヒオモン水溶剤」および「アークランド液剤」が発売され、売上に貢献した。
 21年12月期の1株当たり配当金は40円。
 同社は18日、新規線虫防除剤「ネマキック粒剤」(有効成分:イミシアホス)を上市する。
 本剤は、線虫の種類を問わず高い効果を示す、長期間にわたる残効性により栽培期間の長い作物にも適している、土壌条件にかかわらず安定した効果がある、かつ作物への安全性が高い、など本格派の線虫防除剤として期待されている。
 5年以内の、15億円の売上を目指している。

(写真)農薬の必要性を語る櫛引社長

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日本の農薬市場

(2010.02.16)