売上高は123億8800万円(前事業年度比0.5%減)の微減となったが、営業利益14億5900万円(同0.5%増)、経常利益13億5200万円(同16.1%増)、当期純利益8億4300万円(同24.4%増)を確保した。
内訳を見ると、殺菌剤は、売上高46億1300万円(同6.5%減)となった。
国内においては堅調な動きを示したものの、海外はフィリピンのバナナプランテーション向けをのぞき、主要取引会社向け出荷が減少したことや為替レートが円高に振れたといったマイナス要因の影響を受けた。
一方、水稲除草剤は47億7000万円(同12.0%増)と顕著な動きを示した。国内外ともに、ベンゾビシクロン原体および製剤の出荷増が貢献している。
緑化関連剤は、17億2000万円(同3.3%増)の微増となった。国内はほぼ前年並みだったが、海外における畑作向け除草剤「ダクタール」の出荷増が寄与した。
殺虫剤は、同23.2%減の8億400万円にとどまった。主要製品の原材料不足が影響した(参考:グラフ1、2)。
なお、次期の業績見通しは売上高117億9000万円、営業利益13億700万円、経常利益12億4000万円、当期純利益7億5000万円を見込んでいる。