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【エス・ディー・エス バイオテック】
「研究開発型企業に徹する」安田新社長  エス・ディー・エス バイオテック

 「経営資源を研究開発に集中投下し、かつ収益を新たな有力原体開発に再投資していく」。2月17日の「09年12月期決算説明会」で安田誠新社長は、今後の事業路線は「研究開発型企業」に徹すると改めてアピールした。

 同社の主な事業は、農薬の有効成分である原体と、それを製剤化した製品の普及・販売。殺菌、水稲除草剤、緑化関連剤、殺虫剤の4領域の展開で、有力原体の保有、最適生産・効率販売体制がモットーだ。
 主力の殺菌剤TPN(ダコニール)、水稲除草剤カフェンストロール(中外製薬より買収)、ベンゾビシクロン、テニルクロール(トクヤマより買収)の4原体で売上高の約75%を占める。
 ダコニール関連剤は、日本の野菜果樹汎用殺菌剤シェアの約2割。水稲除草剤4原体を含有する製剤は、日本の水稲除草剤シェアの3割を占めている(図、グラフ参照)。
 新規剤開発も順調で、テニルクロール原体:SB?531シリーズ、ベンゾビシクロン原体:SB?596他混合剤7剤、導入天然系除草剤:SB?916、919、924、導入芝用除草剤:SB?201、ノバルロン原体:新剤型MAI?001SC、新規殺線虫剤:SB?750などを試験展開している。

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agur100219SDS01.gif(注)2004年〜06年までは、ベンゾビシクロン、カフェンストロール、ダイムロンのいずれかを含む混合剤のシェア(出荷金額ベース)、07年からは買収したテニルクロール混合剤も加えている。

(2010.02.19)