授業に参加したのは同校の4年生77人。同工場長の立谷重巳さんなど6人が、世界の水問題や海水を真水に変える技術などについて話した。
アフリカで同じ年頃の子どもたちが泥水を飲んでいる映像では、その惨状に驚き食い入るように見つめていた。子どもたちは「水の大切さがよくわかった」「これからはシャワーを浴びるときでも気をつけたい」などの感想を発表。立谷工場長は「水の大切さへの理解を深めてくれたらと願っている。これからも息の長い地元に根付いた活動を続けていきたい」と述べた。
ダウ・ケミカルは、スポーツやエンターテイメントなどを通じて世界規模で環境問題を訴える運動「ライブ・アース」に賛同し「ダウ・ライブ・アース・ラン」を展開しているが、今回の出張授業はこの運動の一環。また水危機の問題解決や、地域社会の繁栄と健康や安全の保護などについてダウは「2015年持続可能目標」を掲げており、今後も相馬市で地域貢献活動をしていく予定だ。
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77人の児童を前に説明するダウ相馬工場の従業員。