同社製品のスチレン系シートは、ポリスチレン樹脂を主原料として製造されているが、その原料であるスチレンモノマーは、昨今のナフサ・ベンゼン価格急騰の影響を受けて、価格が大きく上昇している。
　このため、ポリスチレン樹脂メーカー各社は３月より30円／kgを超える大幅な値上げを打ち出している。
　同社ではこれまで、徹底した生産合理化と諸経費節減に努めてきたが、こうした大幅な原料価格の高騰によるコストアップは、自助努力で吸収できる範囲を遙かに超えた状況となった。
　製品の安定供給と事業の維持継続のため、一部の陥没価格の修正と併せて、今回の値上げに踏み切る。