アグリビジネス

アグリビジネス

一覧に戻る

【サタケ】
平成22年度調製機事業部基本方針を発表  サタケ

 サタケは3月12日、千代田区外神田の東京本社で調製機事業本部の2009年度事業結果と、2010年度基本方針を発表した。会場には常務執行役員 増川和義事業本部長、森和行調製機営業部長が出席、事業の基本方針などを説明した。

説明する増川事業本部長 調製機事業本部は、選別機、精米機等農家向け機器を中心に取り扱っているが、サタケ全体の約3分の1の事業分量を持っている。2009年度事業の売上げは、対前年比103%の見込みとなった。
 増川事業本部長は「昨年度は選別機等が農水省の緊急リース事業の対象機種となったこともあったが、厳しい市場環境の中では、善戦した」と総括した。
 選別機「ピカ選」は、発表後多くの注文があり、昨年11月の出荷開始後、販売は好調で、既に約500台を出荷した。業界的には調製機械は漸減傾向にあるが、農家が必要とするものは導入(購入)に繋がる、と販売拡大に意欲を示した。

◎平成22年度事業の基本方針(概要)
 市場は、引き続き厳しい環境にあり、微減、良くても現状維持が妥当と推測するが、基本的な考え方としては「顧客の信頼と満足を得る、基本に忠実な活動」を掲げた。
 売上げ目標は、対前年比105%。そのための施策として、次の5項目を打ち出した。
 1.ピカ選の積極的な販売活動。
 2.にこにこキャンペーンの展開(山本製作所との共同キャンペーン)。
 3.乾燥機2年間無償点検の継続実施。
 4.得意先への商品研修強化(商品知識向上)。
 5.女性営業社員の積極的活用、など。
 
(写真)説明する増川事業本部長

(2010.03.15)