「緑のカーテン」。実際にはどれくらいの効果が、あるのだろうか。
遮光効果に関しては、窓から入り込む強い日ざしを60%以上遮り、室温でいえば窓側で5〜10℃温度を抑える効果が期待できるという。
暑いさなか、植物は地中の水分をしっかり吸い、葉から多くの水分を蒸発させる。この蒸散作用によって葉の温度が下がり、葉の周囲を通り抜ける風を冷やすラジエーターの役割を果たしている。
環境に対する意識の高まりとともに、最近では役所の公共施設や学校でも、「緑のカーテン」に取り組むところが増えつつあり、子どもたちが食と農について考えるいい機会となっている。
「緑のカーテン」の王様は、なんと言っても「ゴーヤー(ニガウリ)」。沖縄の野菜から健康野菜として全国区に昇格している。ほかに「アサガオ」(ヘブンリーブルー、パステルスターなど)、「インゲン」、「はやとうり」、「サツマイモ」などがおすすめ。
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