アグリビジネス

アグリビジネス

一覧に戻る

【アリスタ ライフサイエンス】
より使い易くなった天敵殺虫剤「スワルスキー」  アリスタ

かんきつ(施設栽培)・ミカンハダニへの適用拡大や使用時期の変更で

 アリスタ ライフサイエンスの天敵殺虫剤「スワルスキー」(有効成分:スワルスキーカブリダニ)が施設栽培農家の間で人気を呼んでいる。
 このほど、かんきつ(施設栽培)・ミカンハダニで適用拡大があったほか、全ての適用作物の使用時期を従来の「発生初期」から「発生直前〜発生初期」に変更となったことから、より使い易くなった。

より使い易くなった天敵殺虫剤「スワルスキー」 「スワルスキー」はアザミウマ類、タバココナジラミ類、チャノホコリダニおよびミカンハダニを同時防除できるところに大きな特長がある。天敵生物であり、環境への影響、各種残留問題、人畜に対する毒性の心配もない。
 また、花粉などを餌にして増殖することができるため、植物上での定着性が高く、予防的に放飼できる魅力がある。
 さらに、新JAS法に適合し、農薬散布回数にカウントされることがないため、有機栽培・特別栽培農産物でも使用が可能など、多くの特長を兼ね備えている。
 2009年1月から市場投入された「スワルスキー」。
 特に、今回のかんきつへの適用拡大は、生産者にとっても消費者にとっても大きなメリットがあると思われる。
 日本植物防疫協会を通じた委託試験でも神奈川(根府川)、長崎、大分、静岡、徳島、熊本などで高い効果を得ている。使用時期の変更を含め、いよいよ本領発揮か。

(2010.04.08)