譲り受けの内容は、ハウス食品が「六甲のおいしい水」ブランドで展開しているミネラルウォーターの製造および販売事業(六甲工場、灘採水場の土地建物設備を含む)など。
アサヒ飲料は2004年から「富士山のバナジウム天然水」を普及展開している。09年の販売数量は634万箱で、市場シェアは3%程度。「六甲のおいしい水」は1130万箱で、市場シェアは7%ほどの見込み。
アサヒ飲料は製造・物流・販売などアサヒビールのグループ力を傾注したコスト低減化、既存ブランドとの総合的な提案による営業体制の強化、マーケティング戦略の強化などによりブランド力の向上をはかり、同社のミネラルウォーター事業の拡充・強化をめざす。
ミネラルウォーターは日常生活の身近な商品として定着してきたが、消費者の買い控えなどにより販売競争が激化している。