文と写真を提供しているのは会社員(住宅メーカー)、樹木医、自給農夫の畑明宏さん。会社では、住生活研究と全国の街づくりなどの企画開発に携わり、プライベートでは家族5人分の野菜から米、麦、豆類など50種類以上の作物を作る。
畑さんの逆転の発想とは、「地球と争わない!」こと。一般の人は家庭菜園を実行するとき、ほぼ「庭を耕す」ことを考えるが、畑さんは違った。「庭を耕さず、手作りの木枠ボックス」を利用した。
木枠ボックスだと、コンパクトな庭でも多品種栽培が可能、ローテーション栽培で連作障害も回避できる、除草の手間が要らないなどのメリットがあり、何よりも管理が簡便だという。
畑さんは、人からよくユニークだといわれるそうだ。それは、庭の片隅でシマミミズ3000 匹以上を飼い、台所から出る生ゴミを堆肥に変えていること。これにより可燃ゴミの量はぐっと減り、驚くほど臭いもないという。
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