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【農薬工業会】
水稲殺菌剤、除草剤が落ち着く 果樹の殺虫殺菌剤も顕著な動き  農薬工業会

 農薬工業会がまとめた4月末農薬出荷実績(累計)によると、数量13万1600t(前年度比1万1400t減、92.0%)、 金額2395億円(同66億3000万円減、97.3%)と数量でかなり、金額ではやや減少した。

 金額ベースの特徴として、水稲殺菌剤(前年同期比102.0%)、同除草剤(同102.2%)と、水稲において平年並みに落ち着いてきたと業界では見ている。
 カメムシ類の発生が懸念されており、果樹、野菜・畑作の殺虫殺菌剤の伸長が顕著だ。
 使用分野別に見ると、数量では水稲(91.6%)・果樹(90.0%)・野菜畑作(93.9%)・その他はかなり、分類ナシはやや減少した。
 金額では果樹(92.0%)・その他(93.5%)はかなり減少したが、水稲(99.5%)・野菜畑作(98.3%)・分類ナシ(101.1%)はほぼ前年並みだった。
 種類別で見ると、数量では殺虫剤(91.4%)・殺菌剤(92.5)・除草剤(90.6%)はかなり、混合剤はやや減少した。
 金額では殺虫剤(96.1%)・除草剤(96.7%)はやや減少したが殺菌剤(98.3%)・混合剤(99.5%)はほぼ前年並みだった。
 植調剤は、数量・金額とも、前年並み。

(2010.07.15)