前年同期の売上は、208億円だった。今期の売上は260億円を予想していたが、242億円に止まった(グラフ参照)。
いっぽう、利益面では営業利益12億4000万円(770%)、経常利益10億8000万円、四半期純利益5億9000万円と回復基調を鮮明にした。
農薬製品の販売は、水稲用除草剤の「ロングキック」並びに「エーワン」各剤、園芸用殺虫剤「サムコルフロアブル10・プレバソンフロアブル5」、さらに、園芸用殺菌剤「アフェットフロアブル」など新規投入剤が顕著な動きを見せ、売上増に貢献した。
農薬以外のファインケミカル製品の販売も、医農薬中間体、防汚剤などの受注が低迷しているものの、電子材料原料、樹脂添加剤などの需要が堅調であることから、続伸した。
通期の業績は売上437億円、営業利益7億4000万円、経常利益6億円、当期純利益3億2000万円と、それぞれ予想している。