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【日本農薬】
第3四半期売上高は、前年同期比6.1%増  日本農薬

25億円増と堅調に推移する海外展開

 日本農薬の「平成22年9月期第3四半期業績」は、売上高が326億7700万円(前年同期比18億7400万円増、6.1%増)と伸長したが、利益面では12.4%〜14.8%の幅で落とした。海外はアジア、欧州を中心に好調に推移。

 営業32億2000万円(同4億8300万円減、13.1%減)、経常30億6900万円(同5億3100万円減、14.8%減)、四半期純利益17億8200万円(同2億5200万円減、12.4%減)が利益面の動き。
 国内農薬は、園芸用殺虫剤フェニックスをはじめとした自社開発品の拡販と前期上市した水稲除草剤イッポンの製品ラインアップの拡充をはかり、普及拡販に努めたが、流通在庫圧縮の影響や天候不順などによる農薬需要の低迷が影響した。
 国内農薬の売上高は170億5800万円で、前年同期比で5億6600万円(3.2%)の減少。
 いっぽう、海外農薬はアジア、欧州を中心に堅調な動きを示した。フェニックスは上市2年目の中国で売上高が拡大し、水稲用殺菌剤ブイゲットも韓国で伸長した。
 海外農薬の売上高は105億9800万円で、同24億7700万円(30.5%)の増加。

第3四半期売上高の推移
海外農薬・地域別のウエート

(2010.08.20)