本書では、永年にわたり穀検が実施してきた食味ランキングで、最上級評価である特Aを取得した米産地関係者の栽培管理の取り組みの特徴、新品種開発導入の経緯、さらに産地ブランド化への努力などを詳しく紹介。
また、米の流通販売業者、行政、品種改良・育種の研究者など、それぞれの経験を踏まえた米の消費拡大方策、産地形成、新品種開発への取り組みの現状と将来の方向性を掲載している。
なお、22年版では「特A」取得産地の優良事例として岩手、宮城、秋田、山形、福島、群馬、新潟、長野、京都、長崎の1府9県を紹介した。
山本会長は、「本書を、我が国の米作りに努力されている生産者をはじめ、米の流通販売加工事業者、消費者、品種に関わる研究機関など、より多くの方々に広く参考にしてほしい」という。
〈問い合わせ先〉日本穀物検定協会 電話(03)3668・0911
(写真・左)山本徹会長