同社は「中期経営計画」の事業戦略「シナジーの創出とイノベーションへの挑戦」を加速していくために、効率的生産物流体制を構築していく。具体的には、茨城県稲敷郡阿見町に、プロセスチーズとマーガリン類の乳製品統合工場を、250億円を投じて新設する。
着工は来年3月で、平成25年度下期の竣工稼働を目指す。
また、首都圏における市乳・乳飲料の新基幹工場として、海老名工場の基盤整備を行い、「新海老名工場」として再構築(投資額127億円)する。
さらに国内酪農政策における国産チーズ振興の方向性と連動し、北海道の大樹工場に「雪印北海道100 さけるチーズ」の製造棟を新設(投資額68億円)、平成23年4月に着工し平成24年上期の操業を予定している。海老名工場には、プレーンヨーグルト「ナチュレ 恵megumi」の製造設備を設置し生産能力増強を図る(投資額25億円)。
来年4月1日の、合併後の同社グループ企業理念とコーポレートシンボルマークも、当日発表された。
◎雪印メグミルクグループ企業理念
私たちの使命
1.乳(ミルク)にこだわる
2.酪農生産への貢献
3.消費者重視経営の実践
私たち雪印メグミルクグループは、3つの使命を果たし、ミルクの新しい価値を創造することにより、社会に貢献する企業であり続けます。
◎コーポレートスローガン
未来は、ミルクの中にある。
◎合併会社のコーポレートシンボル「スノーミルククラウン」 (右)