業務提携の狙いとして、協同乳業は乳業で培ったチルド事業などの経営資源を最大限活かすため、サッポロHDはグループ全体の成長をめざすため、としている。
具体的な提携内容として、▽生産管理・製造技術などの共有と乳酸菌についての共同研究、▽原料の共同調達やチルド・ドライ商品の物流機能の補完、▽協同乳業の商品にサッポロ飲料のキャラクター「リボンちゃん」を付けたり協同乳業の牛乳宅配ルートを通じたサッポロ飲料の商品拡大など飲料事業の提携、などをめざす。
今後、両社による「業務提携推進委員会(仮称)」を設置し、研究者などの人材交流もすすめる予定。
またサッポロHDは、協同乳業の発行済株式総数の5%にあたる約50万株を、年内に取得する見込み。