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【矢崎総業】
園芸ハウス用温風機「AH―AP10」を発売  矢崎総業

木質ペレットで地域活性化やCO2削減へ

 矢崎総業は11月22日、木質ペレットを燃料とした「木質ペレット焚(だき)ハウス用温風機AH―AP10」を新発売した。林業と農業を繋げ、地域社会の活性化や低炭素社会に貢献していく。

園芸ハウス用温風機「AH―AP10」 同温風機は、石油などの替わりに木質ペレットを使用し、森林再生とカーボンニュートラルエネルギー(木質ペレット)による森林吸収やCO2排出量削減を目指している。
 「AH―AP10」標準プラントシステム(本体、ペレットタンク、搬送機、遠隔監視)の標準価格は330万円(消費税別)。JA、農機具・施設園芸ハウス商社、エネルギー事業者などを通じてビジネスモデルを構築しながら、初年度20台のパイロット販売を目指す。
木質ペレットを燃料とした「木質ペレット焚(だき)ハウス用温風機AH―AP10」を新発売 同社試算によると、A重油焚と比較した場合、木質ペレット焚では年間12万1000円の燃料費が削減でき、CO2削減量は約32t―CO2になるという。本製品を同社では、「地域循環を推進するひとつの核に位置づける」(矢崎陸専務)としている。

(2010.11.30)