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【住友化学】
ベトナムで農薬の直販を開始  住友化学

水稲農薬の開発・販売を拡充

 住友化学はこのほど、住友化学シンガポールの子会社である、Sumitomo Chemical Vietnam,Co.,Ltd.(以下、住友化学ベトナム社)を通じ、農薬の現地特約店への直接販売を開始した。
 住友化学製品のブランドイメージを統一し、同国における農薬のいっそうの拡充をはかる。

 目覚ましい経済成長とともに農業の近代化が進み、農薬市場も拡大しているベトナム。タイに次ぐ米輸出国であることから、とりわけ水稲農薬の需要増加が見込まれている。
 しかし、ベトナムでは、製品毎に起用している商社や農薬販売会社が異なり、市場への製品のブランドイメージ浸透の妨げとなっていた。
 同社では、この現況に対応するため、これまで農薬の登録・保有のための現地拠点として機能してきた住友化学ベトナム社に、農薬を直接販売する組織を設置することにした。
 今後は、トータルソリューション(総合的な解決)の提供を可能とする製品ラインアップを生かした効率的な開発・販売と、きめ細かな技術サービスの提供を目指していく。

(2010.12.13)