売上高は382億5200万円と、9億7500万円(前年比▲2.5%)前年度を下回った。
しかし、損益面は、営業利益9億9000万円、前年度比3億2300万円(48.5%)増、経常利益17億600万円、同7億7400万円(82.9%)増、当期純利益12億9200万円、同10億2000万円(374.9%)増となった。
国内部門は、水稲除草剤「トップガン剤」、同箱処理剤「ビーム剤」、「ブィゲット剤」、さらに、園芸分野では、殺菌剤「プロポーズ剤」などを中心に拡販をはかったが、主力の水稲除草剤の販売量の減少および在庫調整などで前年実績を下回った。
一方、海外部門は、直播水稲除草剤「ノミニー」がインドをはじめとしたアジア地域で大幅に伸長、また、棉用除草剤「ステイプル」が米国、ブラジルで販売量が回復し、結果的に前年実績を上回った。
知的財産の売却、製造原価の低減、販売費の効率化などにより、営業外収入が好決算を生んだ。
新年度は革新的な新規水稲除草剤「ピリミスルファン剤」、同箱処理剤「イソチアニル剤」および園芸殺虫剤「コルト」などの拡販をはかり、経営基盤の再構築をはかる。ほぼ、成長路線の軌道に乗ったと思われる。