経常利益は、同79.5%増の20億1500万円、当期純利益はクミアイ化学工業との共同開発に関わる登録データ使用による受取補償金9600万円、除草剤フルチアセットメチルに関わる全ての権利譲渡による知的財産権譲渡益3億3100万円を特別利益に計上したことなどにより、同246.9%増の12億9400万円となった。
部門別に見ると、医薬および農薬などの有機中間体(クロルトルエン系化合物など)部門については、海外メーカー向け農薬中間体が減少したが、医薬中間体、電気材料分野の回復などにより、売上高は108億7900万円となった。
除草剤、殺菌剤を主とした農薬原体部門については、内外向け殺菌剤、国内向け水稲用除草剤の落ち込みが見られたが、主力である海外向け水稲用除草剤、棉花用除草剤が堅調に推移したことから、売上高は71億7900万円となった。
次期の見通しは、売上高250億円、営業利益18億円、経常利益21億円、当期純利益11億5000万円を見込んでいる。