事業内容は農業・緑化資材、栽培施設などの仕入れから販売まで。資本金は1000万円で、出資比率は出光興産60%、東海物産40%。社員数は25名が予定されており、本社所在地、代表者などは今後詰めていく。
今回の合弁会社の設立は、両社が保有する商品、技術提案力を併せることによってシナジー効果を発揮させ、生産者の経営に寄与していくという両社の事業目的が一致したもの。
新会社は、出光興産が保有する生物農薬などのオリジナル商品と東海物産が保有する受粉蜂・栽培プラントなどの独自商品を組み合わせ、生産現場のニーズに応える提案・解決型の販売に注力していく。
販売体制は、関東、中部、九州の3営業所を拠点として、地域密着型の技術営業サービスに特化し、商品の普及をきめ細かくはかっていく。
さらに、新会社は、これまで出光興産が展開してきた緑地管理の省力化をサポートする商品ラインアップに加え、取り扱い商品の大幅な拡大をはかっていく。両社の関係は、1997年の微生物防除剤「ボトキラー」から。東海物産は、同商品の東海地区における代理店だった。
設立初年度の販売目標は25億円、15年には40億円の売上を目指す。