同奨学金は植物保護に関心を持ち、農業後継者として科学的知識や技術を深めるために、県立農業大学校などに在籍して優秀な研究を行った農家子弟に対して贈られるもの。
昭和58年度の発足以来今回は28回目で、受賞者数は延べ130名に上る。調査研究課題と受賞者は次の通り。
▽矯化剤を利用した宮城オリジナルユリ「ルビーマジック」の鉢物生産=宮城県農業大学校園芸学部花き専攻2年・古瀬恵介
▽トマト栽培における気門封鎖型薬剤の効果比較と防除体系の実証=群馬県立農林大学校農業経営学科野菜コース2年・熊谷信一
▽いちご栽培における生物農薬などによる防除方法の検討=岐阜県農業大学校野菜・果樹学科野菜専攻2年・国枝大樹
▽天敵を利用したイチゴハダニ防除技術の検討=香川県立農業大学校担い手養成科野菜園芸コース2年・小倉広士
▽乾田直播栽培における合鴨農法と無農薬・無化学肥料による害虫・雑草防除の省力安定化技術=福岡県農業大学校養成科水田経営コース2年・中木場恵美