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【住友化学】
「ゼータワン」など新規水稲用除草剤を市場投入  住友化学

 住友化学は2月22日、都内で会見を開き、新規水稲用初・中期一発処理除草剤「ゼータワン剤」、「メガゼータ剤」を3月8日から市場投入すると発表した。待望の新規有効成分で、特栽米用途にも対応している。

日本農業への貢献を語る住友化学の福林専務 「ゼータワン剤」、「メガゼータ剤」は、同社が新規開発した有効成分「プロピリスルフロン」を含有した水稲用初・中期一発処理除草剤。
 この成分は、ノビエをはじめ、幅広い一年生雑草・多年生雑草に対して卓越した除草効果を示し、昨今、問題となっているクログワイ、オモダカと言った難防除雑草に対しても極めて優れた効果を発揮する。
「積極的な普及推進を」(協友アグリ・小高根社長) 「ゼータワン剤」はプロピリスルフロンを有効成分とした初・中期一発処理除草剤で、「メガゼータ剤」はこれに協友アグリの有効成分・原体である「ピラクロニル」を合理的に配合した2種混合剤。
 今回の新規剤投入で「これまで以上に水稲雑草防除に貢献できる」(普及部)としている。
新規剤の特長を説明する住友化学の宮芝営業部長 一方、協友アグリも「協友ゼータワン剤」、「ビクトリーZ剤」を市場投入し、両社は「今後とも積極的にプロピリスルフロン含有製品の開発・普及推進に努めて」いく。
 水稲雑草の大きな問題はSU抵抗性・難防除雑草など。本剤は粒剤、フロアブル、ジャンボの3剤型を揃え、農家ニーズに応えるほか、特別栽培米用途への対応にも万全だ。

(写真)
上:日本農業への貢献を語る住友化学の福林専務
中:「積極的な普及推進を」(協友アグリ・小高根社長)
下:新規剤の特長を説明する住友化学の宮芝営業部長

(2011.02.25)