「ザクサ液剤」は、Meiji Seika ファルマが除草剤開発研究において、長年にわたり工業化を目指してきた、光学異性体の活性本体であるL体(グルホシネートP)を有効成分としており、多種の雑草に対する効果が高く、効果発現の速さ、効果の持続性に優れる。
また、自然界において容易に分解されることから、環境に与える負荷が小さいことを特長としている。
果樹類、なす、トマト、メロン、キャベツ、ほうれんそう、水田作物、樹木類などの幅広い場面で使用でき、一年生雑草及び多年生雑草に対して高い除草効果を示す新世代の除草剤として、市場で大きな役割を果たすことが期待されている。
2社は、国内の非選択性茎葉処理除草剤市場において新たな選択肢を提供することにより、早期の普及を目指すとともに、雑草防除の分野を通して、国内農産物の生産に貢献していく。
この分野の市場は約250億円強(全農C価ベース・本紙推定)と見られており、2社では、早い段階で10%(25億円強)のシェア獲得を目指したい考え。