日本三大名城のひとつである熊本城(加藤清正・1607年築城)はソメイヨシノ、ヤマザクラなど桜の名所でもあり、毎年、多くの観光客が訪れる。
城内には約800本の桜の木があり、来訪者が樹木に手を触れることも多々ある。この結果、来訪者を薬剤による被害から守るため、桜の木に殺虫剤を散布することができない。
さらに、熊本城が位置する熊本市は、日本最大の地下水都市の側面も持っており、水道水は100%天然地下水で賄われている。このことから地下水への影響を考慮して、樹木への薬剤使用に関し非常に厳しい規制が取られている。
「セントリコン」は殺虫剤の散布を行わず、シロアリの好む餌(ベイト)を仕掛けてシロアリを巣ごと根絶するベイト工法。ダウの認可を取得した専門施工会社が、シロアリ生息の検知と防除から管理までを総合的に行うサービスだ。
人と環境に配慮した同システムは、2000年に米国環境栄誉賞を受賞し、安全で環境に負荷を全く与えないシロアリ根絶方法として、世界のベイト工法市場でトップシェアを誇っている。
なお、「セントリコン」は、日本しろあり対策協会の登録製品となっている。