合弁会社名は、「日曹南海アグロ」で、本年5月の設立予定。
殺菌剤原体のチオファネートメチル(製品名:「トップジンM」)を製造するもので、資本金は3000万ドル(韓国ウォンにて相当額を払込)。資本構成は日本曹達65%、南海化学25%、三菱商事10%の比率となっている。
チオファネートメチルは、1971年に自社開発により発売開始され、世界80カ国以上において農薬登録を取得し、国内外で幅広い作物に使用されている。
現在は、自社工場(高岡)及びブラジルの関係会社において原体(有効成分)の製造を行っているが、海外での需要が堅調に推移しており、今後の供給力不足が想定されることから、同社は、供給能力の増強と供給ソースの多様化による長期安定供給体制の強化を目的に、かねてより第3の製造拠点設置を検討していた。